タグ

ブックマーク / univ-journal.jp (3)

  • 生命のATPエネルギーついに解明 東北大学など

    アデノシン三リン酸(ATP)は生命活動に必要不可欠なエネルギーの担い手だ。細胞内では、ATPがアデノシン二リン酸(ATP)と無機リン酸(Pi)に加水分解されるときに放出されるエネルギーが使われる。今回、東北大学大学院理学研究科高橋英明准教授らの研究グループが、そのATPエネルギーの詳細な分子メカニズムを明らかにした。 今回研究グループは、多数のCPU(コンピュータ中央処理装置)を並列につないで計算するシステムを独自に開発。ATPやADPについて高速の量子力学シミュレーションを可能とした。さらに大阪大学の松林伸幸教授(基礎工学研究科)が開発した高精度高速の水和自由エネルギー計算手法を融合し、水中のATP加水分解反応のエネルギーを高い精度で計算することに成功した。 計算によると、ATPの解離に伴う電子エネルギーの大きな低下と溶質の水和自由エネルギーの大きな上昇が、水という媒体の中で相互に精妙に

    生命のATPエネルギーついに解明 東北大学など
  • 東京工業大学、岡山大学発のベンチャー、人工筋肉販売へ

    空気圧で動く細型人工筋肉を製造する東京工業大学、岡山大学発のベンチャー企業「エスマスル」が設立された。細型人工筋肉は介護福祉用のサポートスーツやコルセットに編み込むもので、人間と同じような滑らかな動きをするロボットへの応用も可能になる。7月から研究機関やメーカーにサンプルを出荷、2017年度を目標に販売を始める。 サンプル出荷を始める人工筋肉は外径2~5ミリ。従来市販されてきた製品の外径10~40ミリに比べ、はるかに細く、サポートスーツなどに編み込めば軽くて柔らかい着心地を実現できる。 エスマスルは7月から外径2ミリ、2.5ミリ、4.8ミリの3タイプをサンプルとして出荷するとともに、東京工業大学、岡山大学と共同でさらに実用化を進め、より優れた製品の開発にも挑む。 鈴森教授と脇元准教授は池田製紐所の協力を受け、2011年から人工筋肉の開発を始め、細くてしなやかな製品の開発に成功した。アパレル

    東京工業大学、岡山大学発のベンチャー、人工筋肉販売へ
  • 世界初、MRIで樹液の流れの可視化に成功 筑波大学

    植物生理を解明することを目的とした屋外樹木測定用コンパクトMRIを筑波大学数理物質系物理工学域 巨瀬勝美教授、寺田康彦准教授と大学院生の長田晃佳さんが開発した。このMRIを用いて筑波大学構内に植えられたケヤキを測定。世界で初めて、屋外樹木の樹液の流れを可視化することに成功した。 研究結果により、樹木は日中に蒸散を盛んに行うため夜と比べて昼間に樹液が多く流れることや、落葉前後は蒸散を行うための葉が減るので樹液の流れも減ることがわかった。 これからは一年間分の体積流分布のデータ取得し、気象データとの関係性を調査していく予定だという。今後、この研究が進むことにより植物生理の新たな知見の獲得が期待される。 学際融合・国際化への挑戦を続け、知性と人間性を備えた人材を育成 学問文化の薫り高い国際都市、筑波サイエンス・シティの中核となる緑あふれる筑波大学。現在の教育体制は9学群・23学類、全ての分野から

    世界初、MRIで樹液の流れの可視化に成功 筑波大学
  • 1