サッカー・J2の大分トリニータの運営会社「大分フットボールクラブ」は17日、J1昇格に向けて行ってきた県民募金が目標の1億円に達したと発表した。 昇格はJ2で1、2位になるか、3~6位で競うプレーオフで優勝することが条件。チームは現在5位で、プレーオフの出場圏内だが、Jリーグから借りている3億円を10月までに返済しないと出場できない。返済のため、同社は5月、県民から募金を始め、16日現在で1億96万3355円になった。残る2億円は自治体と経済界に各1億円の支援を要請。それぞれ前向きに検討している。 一方、Jリーグの制度では、2014年度決算で債務超過になると、リーグへの参加ができなくなる。同社は今年1月の決算で9億1700万円の債務超過。今回の3億円を返しても、さらに残り6億円以上の債務解消が求められる。