ブックマーク / www.yama-mikasa.com (5)

  • 人生は長くない - 読書生活 

    中3のとき、わたしの祖父がガンで死にました。生まれてはじめてお葬式に出ました。親族みんなで集まって、学校を堂々と休み、久しぶりに会ったいとこと遊ぶ、わたしにとって祖父のお葬式はおもしろいイベントのひとつでした。 自分もいつか歳をとって死ぬということに、全くリアリティーを感じていなかったからでしょう。若いときは「人生はかぎりがある」ということを頭ではわかっていても実感はありません。 その後何回もお葬式に出ました。さすがに、おもしろいイベントと感じることはなくなりました。しかし、死を実感することもありませんでした。自分には直接関係ない他人の不幸をおおっぴらにのぞける、という後ろめたいばかみたいな楽しさもあったくらいです。30代後半までは、わたしに残された時間は「無限」とは言えないまでも十分すぎるくらいあるように感じていました。 自分の未来の人生に十分な時間があるということは、自分の可能性もまた

    人生は長くない - 読書生活 
    freedomdream
    freedomdream 2017/05/31
    人生有限だと思いがちですけど、そのせいでやるべき事やりたい事を先延ばしにしてしまう事ってありますよね。で、気づいたら全てを失った・・・みたいなこともよくあるんですよね。気をつけなきゃ。
  • 読書とは何かを知るためにはこの本しかない。これまでもこれからも。 『読書について』ショーペンハウアー - 読書生活 

    現代詩作家、荒川洋治さんの言葉です。「読書とは何かを知るためにはこのしかない。これまでもこれからも」。このを荒川さんはこのように熱くすすめています。これ以上の誉め言葉を私は知りません。読んでみました。 ショーペンハウアーさんはドイツの哲学者です。このは、今から約200年ほど前に書かれました。 名言ばかりです。 自分の頭で考えずに鵜呑みにした膨大な知識より、量はずっと少なくともじっくり考え抜いた知識の方がはるかに価値がある。なぜなら、自分の頭で考えた知識だけが、完全に自分のものであり、自分の意のままにできるからだ。 学者とは、書物を読破した人のことだ。だが、思想家、天才、人類の進歩をうながす人とは、世界という書物を直接読者した人のことだ。 とにかく考えろ、ということでしょうか。 さんざん苦労して、時間をかけて自分の頭で考えた真理と洞察にたどりついたのに、あるを見たら、それが完璧な形で

    読書とは何かを知るためにはこの本しかない。これまでもこれからも。 『読書について』ショーペンハウアー - 読書生活 
    freedomdream
    freedomdream 2017/05/27
    分かりますねー。ただ吸収するだけの知識より、何か考えたうえで吸収したほうがはるかに定着するし、何かあった時に出しやすいですしね。考えることは大事です。
  • 「オレを誰だと思ってるんだ」症候群 『街場のアメリカ論』内田樹 - 読書生活 

    昨年退職なさった方が、この4月から関連会社に再就職しました。その方(Nさん)は我が社では出世した方で、退職時には相当な役職についていました。 しかし、そのぞんざいな態度と横柄な物言いで、部下からの信頼は一切ありませんでした。最終勤務日の退社時、その部署の社員が玄関口で並びお見送りするというのが我が社の恒例行事となっています。この行事、ある程度の役職についた方々だけにあてはまるもので、平社員にはありません(涙)。 そのNさんの退社時、お見送りに参加した部下はほんの数人でした。それを見たNさん、くるりと方向転換し部署まで戻り「お前らどういうことだ!」と怒鳴りました。驚きましたよ。びっくりです。お見送りは義務ではありません。お見送りの人数が少なかったとしても、がっかりして退社なさるものなんです。 そのNさん、仕事の都合で我が社にも時々顔を出します。元部下ばかりの部署にも顔を出すわけです。顔を出す

    「オレを誰だと思ってるんだ」症候群 『街場のアメリカ論』内田樹 - 読書生活 
    freedomdream
    freedomdream 2017/05/23
    子どもみたいなおっさん多いですもんねえ・・・人をまとめる、人から好かれる為のアプローチを理解できてない人の多い事多い事・・・
  • 成功と幸福の違い 『人生論ノート』三木清 - 読書生活 

    1887年生まれの哲学者.。京大で西田幾太郎に学んだあと、ドイツに留学する。1930年、治安維持法違反で投獄される。その後活発な著作活動に入るが、再び検挙され、敗戦直後獄死。 なんと壮絶な人生でしょう。 「人間の性は嫉妬である」と昔読んだことがあります。嫉妬心をなくすことなどできない。しかし、なくせないからといって放置しておくと、嫉妬の炎で自身が黒焦げになってしまう。嫉妬心を自覚しつつほどよく焼くのがよし。こんな感じでした。それを読んだときも、そして今もその通りだと思います。だから、こういう人生論のを手に取ると、真っ先に「嫉妬」のページを開きます。 三木さんは、こう言います。 嫉妬とは自分よりも高い地位にある者、自分よりも幸福な状態にある者に対して起きる。だが、その差異が絶対的でなく、自分も彼のようになり得ると考えられることが必要である。全く異質的でなく、共通なものがなければならぬ。

    成功と幸福の違い 『人生論ノート』三木清 - 読書生活 
    freedomdream
    freedomdream 2017/05/17
    他人と差があるならその他人の足を引っ張るのではなく、自分を高めて追いつこうとすればいいのにって思うんですよね・・・そうすれば嫉妬するより自分にプラスになると思うんですが。
  • 誰でも書ける!読書感想文の書き方 『必ず書ける あなうめ読書感想文』 - 読書生活 

    読書感想文が嫌いでした。を読むのは好きなので、夏休みに入る前には毎年読み終わっていたのですが、夏休み最終日になっても、読書感想文用の原稿用紙は白いまま。毎年でした。 あれから30年たちましたが、世の中には読書感想文という悪習がいまだに残っていて、わたしの息子も当時のわたしと同じ状況に陥っています。と言っても、彼はも読まずに夏休み最終日、白い原稿用紙の前に座っているので、わたしとは少し違いますが。 小学生に読書感想文を強制することは、百害あって一利なし、と思います。読むのと書くのは別ですからね。「好きにしたい、を読ませたい、読書感想文を宿題にしたら、読まざるを得ないだろう」こういう発想でしょうが、これでは読書感想文から解放されたらを手に取ることはなくなると思います。 とにかく、読んでいない息子に読書感想文を書かせるためにはどうしたらいいか。2人でネットで「楽に感想文が書ける方法」を

    誰でも書ける!読書感想文の書き方 『必ず書ける あなうめ読書感想文』 - 読書生活 
    freedomdream
    freedomdream 2017/04/24
    制度のせいにするつもりはないですけど、強制されるといやになりますよね。今では本読むの好きだけど、子供の頃本嫌いになったのは読書感想文が原因だったかも。
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