【カイロ発】 殉教者たちが支えた市民革命
治安警察に射殺された若者たちを慰霊するための献花台がしつらえられた。（タハリール広場。写真：筆者撮影） 1月28日、蜂起後初の金曜礼拝の日だった。タハリール広場には「打倒ムバラク」を叫ぶ十数万人が集いアラーの神へ祈りを捧げていた。衣擦れの音が厳粛さを感じさせる。 広場は治安警察が取り囲んでいた。言論の自由を徹底的に封じ込めるのが役目の治安警察にとって、広場の蜂起は足元を揺るがす一大事である。 治安警察の銃口が火を噴いたのは、祈りが最高潮に達しようとする時だった。銃弾を受けた人たちはバタバタと倒れる。ある男性は頭を撃ちぬかれ、ある女性は胸に銃弾を浴びた。 彼らの死に報いるために青年たちは戦車前の座り込みを解かなかった。犠牲者たちは天から革命を守ったのである。 広場の一角には献花台がしつらえられた。花を手向けに訪れる市民が後を絶たない。殉教者たちよ安らかなれ。 ◇ 田中龍作の取材活動は読者に支
カイロ出身フィフィさんに聞く:トピックス:中日新聞女性向けサイト：オピ・リーナ(Opi-rina)
野党勢力とムバラク大統領支持派が衝突し、緊迫した状況が続くエジプト。カイロ生まれのエジプト人タレントで、母親が政治学博士で現地事情に詳しいフィフィさん（３４）が３日、取材に応じ「チュニジアの革命を契機にエジプト人も立ち上がった。大統領が退陣するまで反政府デモは収まらない」との展望を語った。（聞き手・小中寿美） −自身のブログで今回のデモは「起こるべくしておきた革命」と指摘した。 「エジプトってこんな国だったの」と驚く人も多いが、これが実態。集会で批判的な意見を言うと逮捕されるなど、エジプト人は抑圧されてきた。親米政権への反感も強い。厚遇されるのは外国人で、優秀な学生にも就職の機会が与えられない。国民に何もしてくれないという政権への不満がたまりにたまっていた。 −衝突で大勢の死傷者が出た。 突然出てきた支持派は、秘密警察のＩＤを持っていたとの報道もある。印刷された大きなプラカードを持っている
1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く
alive.in is available for purchase - Sedo.com
TechCrunch