朝イチで悲しいニュースが流れてきた。あのヒトデ君が会社を辞めた。これからはブログで飯を食っていくらしい。 彼を認識したのは、ちょうど二年前の今ごろだった(ような気がする)。ヒトデといういっぷう変わったニックネームとJOJOっぽい語り口。ずいぶんと腰の低い男だな、というのがファーストインプレッションだった。 あれから二年。 そんなヒトデは、あれよあれよという間にアクセスを伸ばし、界隈イチの人気者になってしまった。真紅のレッドカーペットを、ジャケットを翻しながら駆け上がるように。 いっぽうでこっちは、没落の一途をたどった。日々、暴力的に落ちていくアクセスを眺めながら「ブログはもうオワコンじゃな…」と、老人のようにつぶやいていた。 僕は憎い。 いや、ヒトデが憎いんじゃなく、ネットで成功する、すべての者が憎くてしょうがないんだ。 日々つづく退屈なルーチンワーク。理不尽な要求と、曖昧な人事。くだらな