“普通の会社員”には無縁!? 蔓延する「副業万歳論」のワナ:雇用ジャーナリスト海老原嗣生が斬る(1/5 ページ) 現在、さまざまなテーマで進められている「働き方改革」――。その中には、日本社会の人口構成の変化や社会環境の改善から、必要不可欠な改革ももちろんある。一方、何となくの雰囲気論がまかり通っているだけで、深く検討してみると、市民権を得ている根拠が弱いと感じる議論も散見されるのが実態だ。これからしばらくの間、百出する「働き方改革」について点検したいと思う。 副業推進は3つの流れから まず今回は、「兼業・副業・ダブルワーク(Wワーク)推進」をテーマとして考える。この話は、「長持ちする働き方」を考えるうえで重要なのだ。 根底にあるのは、リンダ・グラットン氏が著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の中で説いた「2007年生まれの人はその半数が100歳以上生きる」という話である。いわゆ
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