受験生にとっては藁にもすがりたい気持ちでお参りする太宰府天満宮。学問の神様としてお正月だけで200万人、年間では700万人近くの参拝者が集う。 今では「学問の神様」として祀られている菅原道真公が右大臣の職を解かれ、太宰府の地に左遷されたのは西暦901年のこと。903年に薨去(こうきょ)した後、道真公の御墓所の上に祠廟(しびょう)を建て、その上に社殿を建てたのが延喜19年、西暦919年のことだ。 創建から1100年近く続く太宰府天満宮が今、急速にIT化を進めている。2011年12月20日には太宰府天満宮のウェブサイトを13年ぶりに刷新。6月にはHTML5形式で作成したスマートフォン向けのサイトを公開する。なぜ、太宰府天満宮が今、次々とITに力を入れているのか。 その理由を探ると1100年という長い時代の変遷を経ても、なお人々から愛される存在でありつづけ、伝統を守り、ブランドを刷新していくため
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