2021年8月19日のブックマーク (1件)

  • 10 もうひとつの現実世界――ポスト・トゥルース時代の共同幻想(後編)

    代替現実ゲーム(ARG)やネット探偵コミュニティは、プレイヤーたちが自発的にコミュニティを形成し、その中でひとつの目的に向かって集合的に知識を生み出していく、という点において、参加型文化の一種であるコンヴァージェンス・カルチャーに含めることができるだろう。『コンヴァージェンス・カルチャー』の著者ヘンリー・ジェンキンズによれば、コンヴァージェンス・カルチャーは以下のように定義される。 私のいうコンヴァージェンスとは①多数のメディア・プラットフォームにわたってコンテンツが流通すること、②多数のメディア業界が協力すること、③ オーディエンスが自分の求めるエンターテイメント体験を求めてほとんどどこにでも渡り歩くこと、という三つの要素を含むものをいう。[1] ジェンキンスは、自身のコンヴァージェンス・カルチャーの概念を練り上げる上で、フランスの哲学者ピエール・レヴィがサイバースペースの特性として与え

    10 もうひとつの現実世界――ポスト・トゥルース時代の共同幻想(後編)
    frht
    frht 2021/08/19