モリアオガエル 半眼で 胸をふーふー膨らましたり 引っ込めたり そんなあんたは誰? 垂直の柱に落ちもせず 爆睡中。 私がそばを通っても 気にする風でもない。 アマガエルかと思ったが 大きすぎる。 ちょうど 手のひら半分ほど。 モリアオガエルという 木や葉っぱに 白い泡の塊の様な卵を産みつける あの カエルだった! こんな風貌だったのか。 泡みたいな卵を あんなに沢山産むエネルギーが こんな 小さな体に秘めているなんて。 暗くなったら 目を覚まし 手足を思い切り伸ばした。 そして 「さ〜あ ご飯時間だ」と 私に言ったような・・・