ゼロ戦(零戦)は機体を前後で分割式 ゼロ戦(零戦)は、主翼とコクピットの前半分と、 その後ろの部分の2つに分割できました。 これは、貨車などの陸上移送の容易さ、 組立も容易になるので生産性もよくなりますし、 現地での整備性もよいなどの、多くのメリットがあります。 飛行機の機体をいくつかのパートに分けてつくり、(社内・社外ふくめて) 最後に組み合わせて完成させるのは、今では普通のことですが、 このはじまりは、日本だったのです。 これを最初に行ったのは、中島飛行機で、 機体は、陸軍の97式戦闘機でした。 しかし。これが広く世界に知られたのは、 中島飛行機の陸軍の97式戦闘機ではなく、 三菱が設計した(中島は生産はしましたが)、 ゼロ戦(零戦)だったのです。