中心の恒星が自転する向きと逆方向に公転している惑星が、世界で初めてみつかった。国立天文台やマサチューセッツ工科大学などのグループが4日、発表した。 国立天文台のすばる望遠鏡による観測成果で、惑星系の進化を考えるうえで重要な手がかりになるという。 発見された逆行惑星は、はくちょう座の方向に地球から約1000光年離れた恒星の周囲を回っている「HAT―P―7b」。恒星の前を横切る惑星の動きを詳細に観測して逆行がわかった。この惑星は木星の1・8倍もの重さがあり、恒星のごく近くをわずか2・2日で1周していた。 惑星は、円盤状に分布したちりやガスが中心の恒星と一緒に回転しながら誕生したと考えられている。したがって、惑星は恒星の自転と同方向に周回するのが標準的とされており、太陽と太陽系の8惑星の関係もそうなっている。 しかし、惑星系が進化する過程では、巨大な惑星同士が互いにはじき合うことなどにより、逆行
【ロサンゼルス=飯田達人】米オハイオ州の刑務所で薬物注射による死刑を執行しようとしたところ、注射が死刑囚の血管にうまく入らず、執行が延期される異例の事態となった。 弁護側は州法などに違反したとして執行中止を求めている。 AP通信によると、ロメル・ブルーム死刑囚(53)は1984年に14歳の少女を刺殺し、死刑が確定。執行は15日午後2時から始まった。 ところが、刑務官らが右腕の静脈に注射針を挿入したところ、血管が収縮して失敗。その後、左腕や両足、かかとなど計18か所に約2時間にわたり針を刺そうとしたが、うまくいかなかった。 刑務所長が執行の最終権限を持つ州知事に電話し、知事は1週間の執行延期を命じた。血管の収縮は、水分を十分取らなかったことによる脱水症状が原因との見方が出ている。 弁護側は18日、「迅速で苦痛のない執行」を規定した州法や、「残酷で異常な刑」を禁じた連邦憲法に違反したとして執行
残業代など賃金が未払いになっているとして、大手牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)を告訴した女性店員(41)(仙台市泉区)が、同社から店のご飯を無断で食べたとして窃盗罪などで刑事告訴され、不起訴(嫌疑不十分)になっていたことが、16日分かった。 店員の代理人によると、同社は3月、女性がどんぶり飯5杯分を無断で食べたことや、虚偽に労働時間を申告したことが、店の防犯カメラで判明したとして刑事告訴したという。 店員は「明らかな報復行為で、大企業としての姿勢を疑う」と話していた。 ゼンショーは「告訴の有無を含めて、コメントできない」としている。 店員側は昨年4月、同社を仙台労働基準監督署に刑事告訴。同労基署は労働基準法違反(賃金不払い)容疑で書類送検したが、仙台地検は1月、不起訴(起訴猶予)とした。
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