インターネットの通販サイトなどで使われる個人情報を暗号化するソフト「OpenSSL(オープン・エス・エス・エル)」に欠陥が見つかった問題で、国内で流通しているスマートフォン6機種に搭載されている基本ソフト(OS)に問題があることが分かった。情報セキュリティー会社は、電話帳など個人情報が盗まれる可能性があると指摘しており、携帯電話会社はOSのバージョンアップやソフトウエアの更新を呼びかけている。 情報セキュリティー大手・トレンドマイクロ社や携帯電話各社によると、問題があるのは欠陥のあるOpenSSLを採用している米グーグルの基本ソフト「アンドロイド4・1・1」(2012年7月開発)を搭載するスマホ。NTTドコモに3機種、KDDI(au)に2機種、ウィルコムに1機種ある=表。3社はいずれもユーザー数を明らかにしていないが、これまでに被害は確認していないという。ソフトバンクモバイルとイー・アク