TNX(=Thanks)にCU(=See You)。携帯メール独特のこんな表記をめぐって議論が白熱している。 文字を省略して言葉や感情を手短に表現するSMS(ショート・メッセージ・サービス)語に、言葉に厳格な人たちや国語の先生は眉をひそめる。 無理もない。08年には推定2兆3000億通の携帯メールが世界を飛び交った。前年比で20%、00年と比較すると150%の増加だ。イギリスでは毎月60億通を超える携帯メールが送受信されているという。 これほど大量に、これほどのスピードで手紙を交換し合うのは人類史上初めてのこと。でも、いくら急いでいても子音や母音を飛ばして句読点を消し、文字と数字をごちゃまぜに使うのはいかがなものかと懸念する声も上がっている。 果たして携帯メールは、読み書きの苦手な若者を生み出し、英語の死につながるのか。そうであればOMG(=「オー・マイ・ゴッド」=一大事の意)だ。 携帯メ