長期体罰の子、脳が萎縮 熊本大准教授が共同研究2008年10月24日17時14分印刷ソーシャルブックマーク 「前頭前野内側部」の萎縮を示す脳の断面図。赤や黄の色がついた部分が縮んでいる=友田明美准教授提供 子どものころ長期にわたり強い体罰を受けた人は、受けていない人より脳の前頭葉の一部が最大で約19%縮んでいるという研究結果を、熊本大大学院医学薬学研究部の友田明美准教授(小児発達社会学)が米ハーバード大医学部との共同研究でまとめた。体罰と脳の萎縮(いしゅく)の因果関係を実証した研究として、体罰のあり方に一石を投じることになりそうだ。 友田准教授は筑波大(茨城県つくば市)で開かれている「都市化社会と脳の健全育成」を主題としたシンポジウムで25日、研究結果を発表する。11月に米ワシントンでも学会発表の予定。 研究は米国で、4〜15歳のころに平手打ちされたり、むちで尻をたたかれたりするなどの体罰