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2014年4月25日のブックマーク (2件)

  • 大学の体育の授業で学んだ、人の自発的な育て方 | タイム・コンサルタントの日誌から

    生まれつき、運動音痴である。小学校の時から、体育や運動会でいい成績を出したことがない。バランス感覚とか、瞬間的な判断とか、筋力とか、手脚のスムーズなコントロールとか、そういったことがからきしダメである。父母はどちらも長身で運動神経が良く、スポーツ万能だったのだが、あいにく、似てほしい美点は受け継がなかったらしい。おまけに生来、小柄である。かつ、体もひどく硬い。まったく良いとこなしである。 運動能力の低さをカバーし、体力を向上すべく、中学・高校とも運動部に入ったが、結果として青春の記憶を屈辱で上塗りしただけだった。自分が多少なりとも好きだと言えるスポーツ、他人に劣等感を感じずにいられる種目はスキーただ一つだった。スキーは自力ではなく重力によって駆動する点が、まだしも幸いだったらしい。しかしスキーなんて冬しかできないし、おまけに遠いスキー場までわざわざ出かけていかなければできない。だからクラス

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  • 『アニメージュ』人気投票に見るアニメキャラ鼻筋表現の変遷

     現在、萌えの文脈にあるアニメキャラは、正面顔のとき鼻筋が描かれない傾向にある。 上の『けいおん!』の絵が典型例であるが、鼻の表現は点が一つ打たれるだけだ。ここではこういう表現技法を「点鼻」と呼ぶことにする。 なぜこうなったのかとの問いに対して一義的には、「それが好まれるからだ」との答えが返ってくる。もう少し踏み込むと、「凹凸が少なくて丸っこい幼児的な造作が可愛いと認識されるからだ」と説明される場合もある。 私は常々、こういう説明に不満を感じていた。好ましく感じられる絵だというのは、好ましいから好ましいと言っているだけのことで何の説明にもなっていない。 かわいさ(cuteness)に関する実験心理学研究のほとんどは、ベビースキーマ(baby schema)という概念に基づいて行われている。オーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツ(Konrad Lorenz)は、非力で助けの必要な

    『アニメージュ』人気投票に見るアニメキャラ鼻筋表現の変遷