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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (2)

  • ある種の愚かさについて - jun-jun1965の日記

    『ノルウェイの森』がベストセラーになったから自分は攻撃されるようになったと村上春樹が言っていると目にしたような気がするが、まあそれはそうだろう。『失楽園』がベストセラーになってから、渡辺淳一をバカにしてもいいという空気が醸成されて、渡辺がエロティックな小説を出して売れるたんびにそれが増幅されていく。 『失楽園』は私は少ししか読んでいないし、あとのは全然読んでいない。もちろん渡辺にはそれ以前に伝記小説のいいものなどたくさんあるが、『野わき』などから、中年男と若い女の性愛を描く傾向はあった。だから『野わき』当時渡辺を批判していた人はいいのだが、もはや現在、これほど「渡辺淳一はバカにしてもいい」という空気が支配している中でせっせと渡辺淳一をバカにしようとするのは、ある種の愚かさなのである。 それは『失楽園』やら『愛の流刑地』がいいかどうかとは関係なく、「××をバカにしてもいい」という空気が充満し

    ある種の愚かさについて - jun-jun1965の日記
  • 自殺予防キャンペーンの偽善 - jun-jun1965の日記

    十日から自殺予防週間だそうだ。私はこの自殺予防キャンペーンというのを実に胡散臭いものだと思っている。自殺する人間には、それぞれ原因があるわけで、その原因を取り除かないで、自殺だけ止めても意味ないだろう。 たとえば病での自殺というのは、どうしても防げないことはある。医者にかかっていない者なら、医者にかかるようすればいいし、藪医者にかかっていて困っているならいい医者にかかれるようにすればいい。 あるいは借金苦による自殺というのも多い。私は借金をしない主義だが、現代の資制社会というのは、人が借金をするものという前提でできているし、「ローンを組んで何ちゃら」などと、愚か者に借金を勧める業者だっているわけで、街金なんてのは自殺者製造業者みたいなものだ。気で自殺を防止したいなら、無理な借金はやめましょう、って政府が言えばいい。聞いたことがないね。あるいは宝くじなんて、期待値を計算したら絶対当たら

    自殺予防キャンペーンの偽善 - jun-jun1965の日記
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