前回、AMDが次世代CPUコア「K10」の開発を進める一方で、2007年にK10とはまた異なる、現行の「K8(Athlon 64/Opteron)」コアの拡張と見られる新CPUコアを投入すると書いた。AMDはこの2つ異なるCPUコアを、それぞれ異なるマーケットセグメントにフォーカスする計画らしい。ある関係者は、「これまでは、1つのCPUコアを全ての市場に充てていた。しかし、今はサーバー向けに(新しい)コアを開発しているが、それとは別に、Pentium Mのような、消費電力の低いコアも用意する」と語る。 サーバー向けがK10、低消費電力コアが現行コアのK8発展型と見られる。Intelの場合も、Pentium M(Banias:バニアス)は、Pentium IIIを発展させたコアだった。その意味で、Pentium Mという表現は、このコアの本質を表していると見られる。 AMDが、「K9」のキャ