厚労省の薬食審・医薬品第一部会は8月21日、エーザイの早期アルツハイマー病治療薬・レケンビ点滴静注(一般名:レカネマブ(遺伝子組換え))など6製品の承認を了承した(関連記事はこちら)。あわせて、厚労省から脳内Aβプラークの可視化を目的としたPET画像検査用の放射性診断薬・ビザミル静注およびアミヴィッド静注について、レケンビの適応を考慮した効能追加を承認する方針が報告され、これを了承した。 レケンビの効能・効果は、ADによる軽度認知障害(MCI)及び軽度の認知症(総称して早期AD)の進行抑制となり、早期診断が一つの課題となる。ビザミルおよびアミヴィッドは、ADによるMCIが疑われる患者の脳内Aβプラークの可視化の効能を追加するもの。 レケンビのほかに承認が了承された製品には、ノバルティスファーマの高コレステロール血症に対する初の低分子干渉RNA(siRNA)医薬品レクビオ皮下注(インクリシラ