選手たちがサウジアラビアの地でつかんだはずだった「自分たちはやれるんだ」という自信は、韓国の前にもろくも崩れ去ってしまった。 「死の組」と言われたAFC U−19チャンピオンシップのグループAを首位通過したという結果が、彼らにちょっとした過信を生んでしまったのかもしれない。自信を得たからこそ、自分たちが抱える課題に真正面から向き合い、強く意識して解決しようと努力する――そうした意識がチームには足りなかった。 彼らは確かにグループリーグを経て成長した。だが、改善すべき課題は山ほどあったのだ。影を潜めていた全体的に不安定な連係が、準々決勝の韓国戦で一気に噴出してしまった。 0−3の完敗には、さまざまな予兆があった。それは第3戦のサウジアラビア戦ですでに漂っていた。 「2戦目まで出ていて、3戦目は出ていない選手たちが、もっとサウジアラビア戦でチームのためにやらないといけなかった。今までイ