本紙では新春にあたり、麻生区の磯野利男区長にインタビューを行った。新たな年に対する抱負と、具体的な取り組みについて語ってもらった。 −新たな年を迎えました。今年1年、どんな年になるとお考えですか? 区長−今年、麻生区では白山に日本初となる映画の4年制大学「日本映画大学」が開学するなど全国的にも注目を集める出来事が控えています。これまで「芸術」をテーマにしたまちづくりに取り組んできた麻生区にとって、これは未来へ繋がる新たな第一歩と言えるでしょう。これまで取り組んできた「アルテリッカしんゆり」などの音楽の祭典に加え、今年はこの映画大学とも協力しながら、新たな芸術振興の形を模索してみたいと考えています。 −具体的には? 区長−例えば、麻生区に古くから受け継がれるお囃子や童唄などの伝承文化を映像で記録し、区民共通の財産として未来に残していくことが出来ないかと考えています。口承で伝えられてきたものの