かつて札幌、川崎Ｆ、浦和で計６年間プレーした南米代表コリンチャンス（ブラジル）のＦＷエメルソンが優勝して日本に恩返しすると誓った。７日、名古屋市内で会見し「日本人は私の先生。日本で学んだ道徳観、礼儀などサッカー以外のことすべてがプロ意識につながった」と感謝。今季ブラジル選手権では１３試合４得点に終わったが「このチームはとても強い」と、００年に続く世界制覇に自信を見せた。１２日の準決勝が初戦となる。

川崎Ｆは３日、日本代表ＭＦ中村憲剛（３２）が、１６日にファイテンショップ川崎アゼリア店で写真撮影・握手会を行うと発表した。 同選手はファイテンとアドバイザリー契約を結んでいる。当日までに、中村が愛用しているグッズを購入した先着５０人に参加整理券が配布される。当日は午後４時から約１時間の開催予定。

＜Ｊ１：新潟０－１川崎Ｆ＞◇第３２節◇１７日◇東北電ス 川崎Ｆが風間八宏監督（５１）の来季以降の続投を、複数年上乗せして要請する可能性があることが１７日、分かった。この日、新潟を下して残留が決定。フロント側は「もともと、もう１年契約があるが、さらに長くお願いすることも視野に入れている」と明かした。 風間監督は今季、４月１１日に成績不振で解任された相馬前監督の後任として同２３日から指揮を執った。夏場に順位を落として上位進出には至らなかったが、若手選手も積極的に起用してチームを活性化させた。 この日は１７位の相手に苦戦。新潟ＤＦ村上が退場して数的優位となった後半ロスタイムに、ＦＷレナトの左クロスをＦＷ小林が合わせて辛くも勝った。同監督は「内容は最悪。結果は最良。こういう試合はもう見たくない」と首をかしげた。それでも関係者からは「今季は我々の希望するサッカーをしてくれているし、よくやってくれてい

＜Ｊ１：新潟０－１川崎Ｆ＞◇第３２節◇１７日◇東北電ス 川崎Ｆは劇的勝利でＪ１残留を決めた。立ち上がりから新潟に攻め込まれる場面が続く劣勢の展開。だが数的優位に立った後半ロスタイム、ＦＷレナト（２４）の左クロスをＦＷ小林悠（２５）が左足で合わせて決勝ゴールを挙げた。 それでも風間八宏監督（５１）は「消極的な横パスや後ろへのパスが多くて、相手を勢いづかせてしまった」と不満そうだった。

＜Ｊ１：新潟０－１川崎Ｆ＞◇第３２節◇１７日◇東北電ス 降格圏脱出を計る１７位新潟が試合を優位に進めた。前半３１分、相手のクリアミスをＦＷブルーノ・ロペス（２６）が右足でダイレクトシュート。わずかにクロスバーの上を越えた。立ち上がりから中盤の主導権を握り、川崎Ｆに決定機を作らせることはなかったが、０－０で折り返した。 後半もホーム新潟ペースで始まった。同７分、アラン・ミネイロ（２５）の右ＣＫをロペスがヘディングシュート。これはＧＫ西部洋平（３１）がセーブした。ところが同２０分、ＤＦ村上佑介（２８）が２枚目の警告を受けて退場すると、川崎Ｆが反撃開始。後半ロスタイム、敵陣でボールを奪って左サイドを突破すると、中央でフリーになったＦＷ小林悠（２５）が合わせて勝負あり。苦しんだ川崎Ｆが貴重な勝ち点３を手にした。

＜Ｊ２：町田０－３湘南＞◇最終節◇１１日◇町田 昇格１年目の町田が最下位となり、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）降格が決定的となった。先制を許したが、持ち味の攻撃的サッカーで好機をつくった。前半１９分にはゴール前絶好の位置でＦＫを獲得するが、ＭＦ鈴木崇文（２４）のシュートは湘南ＧＫが好セーブ。ＣＫは湘南より多い５回あったが得点に結びつけられず、今季２４敗目を喫した。 ＪＦＬ優勝を決めたＶ・ファーレン長崎が、今日１２日に行われる臨時理事会でＪリーグ加盟が正式承認、Ｊ２ライセンスを交付されると、町田のＪＦＬ降格が決まる。試合後のセレモニーであいさつした主将のＦＷ勝又慶典（２６）は涙で声が出ず、頭を下げるのみ。「この結果に、言い訳はできない」と話した。一方で清水、横浜や東京Ｖなどで監督を務めた名将アルディレス監督は「もっと強いチームにしたい。来年のＪ２昇格に向けてがんばりたいという気持ち」と発言

＜Ｊ１：川崎Ｆ４－２浦和＞◇第３１節◇７日◇等々力 川崎ＦのＦＷレナト（２４）が、ハットトリックを達成した。前半２２分、ゴール正面の直接ＦＫで左足シュートが壁に当たり、そのままゴールに入った。「あの距離は直接は難しいかなと思ったが、今日はピッチが（散水で）ぬれていたので直接狙おうかなと思った」と明かした。同２８分にも直接ＦＫを決め、同３４分にはＭＦ中村憲剛（３２）からのパスを決めて３点目。「試合の立ち上がりはよくなかったが、終わり方はよかった。この流れでこれからも戦っていきたい」と話した。

＜Ｊ１：川崎Ｆ４－２浦和＞◇第３１節◇７日◇等々力 アウェーの浦和が先制した。前半１９分、ＤＦ山田暢の縦パスからＦＷ原口がゴール前へラストパス。ＭＦ柏木が冷静に決めた。しかし川崎Ｆは直後の同２２分、ゴールほぼ中央の位置でＦＫを獲得すると、ＦＷレナトのシュートが壁に当たってコースが変わり、同点に追いついた。同２８分には、再びＦＫからレナトが決めて勝ち越し。さらに同３４分にもレナトが追加点を挙げ、ハットトリックを達成。前半は３－１で折り返した。 反撃したい浦和は後半１３分、ＤＦ槙野のゴールで１点差に迫った。しかし川崎Ｆは、後半から出場したＭＦ山瀬が同２７分に追加点を決めて、４点目。その後も浦和はチャンスを作るが、川崎ＦのＧＫ西部の好セーブもあり得点を奪えず、４－２で川崎Ｆが勝利した。

Ｊ２降格が決定している札幌が、来季の会長職にメーンスポンサー石屋製菓の石水勲前社長（６８）を招聘（しょうへい）する方針であることが１０月３１日、明らかになった。札幌は９月２９日の川崎Ｆ戦で７試合を残しての史上最速の降格が決定。再昇格を目指す上で、クラブ創設の功労者で「白い恋人」など北海道を代表する菓子をつくった同氏の発想力と経営手腕を生かす。０５年以来、７年ぶり復帰になる。 また、来季の新監督候補には前川崎Ｆ監督で元日本代表ＤＦ相馬直樹氏（４１）に絞り交渉中。川崎Ｆでは今季開幕２連勝も、その後、公式戦５戦未勝利（２分け３敗）と不振に陥り４月１１日に解任されていた。本人は現場復帰の意志が強く、正式オファーには至っていないが、１０月２７日の東京－札幌戦を極秘視察するなど意欲を示している。札幌は来季トップチーム人件費を今季の半分の２億５０００万円程度まで圧縮。若手主体となるチームづくりを目指して

＜ＮＡＳＬチャンピオンシップシリーズ：タンパベイ３－１ミネソタ＞◇２７日（日本時間２８日）◇決勝第２戦◇米フロリダ州セントピーターズバーグ ＮＡＳＬ（北米サッカーリーグ＝ＭＬＳの事実上の２部リーグ）のチャンピオンシップシリーズ第２戦が行われ、元日本代表ＤＦ山田卓也（３８）の所属するタンパベイがミネソタを下し、リーグチャンピオンに輝いた。 ２０日に行われた第１戦を０－２で落とし、劣勢のタンパベイは前半２５分、後半６分に得点。同７分に１点を返されたが、同４１分に２戦合計３－３となるゴールで追いつき延長戦へ。前後半１５分ずつの延長でも決着がつかずにＰＫ戦となり、３－２で決着した。 山田は１３日のプレーオフ準決勝第２戦カロライナ戦の途中で負傷退場し、決勝は２戦とも欠場。しかし、今季のレギュラーシーズンではリーグ全８チームのフィールドプレーヤーで唯一、全２８試合にフル出場し、ベストイレブンを獲得。チ

＜Ｊ１：神戸３－３川崎Ｆ＞◇第３０節◇２７日◇ホームズ 川崎Ｆが２度、神戸に追いつかれ、３試合ぶりの勝利を逃した。前半３９分、ＦＷレナト（２４）が左足で先制のミドル弾。１－１の同点で迎えた後半２０分には、ＦＫからＦＷ小林悠（２５）が勝ち越し点を決め、２４分にはＦＷ楠神順平（２５）が右サイドからループ気味のミドルシュートでリードを２点に広げた。しかしその後、２失点し勝ち点３を奪えなかった。 風間八宏監督（５１）は「（失点のシーンは）全体のフォーメーションというよりも、個人で（勝負に）負けてしまった。勝つ、負けるは１つのミスで決まる」と、ワンプレーの大切さを説いた。

＜Ｊ１：神戸３－３川崎Ｆ＞◇第３０節◇２７日◇ホームズ 神戸は前半９分、ＦＷ吉田が負傷交代。同３７分にはＤＦ相馬も交代し、前半で２人の交代枠を使う展開となった。ボール支配率やチャンス数では川崎Ｆを上回ったが、ＤＦ伊野波のシュートがポストに当たるなど、運にも見放され、前半は無得点。川崎Ｆは同３９分、ＦＷレナトが先制のミドル弾を決め、１－０で前半を折り返した。 神戸は後半１１分、途中出場のＦＷ都倉が同点のゴール。川崎Ｆは同２０分、ＭＦ中村のＦＫをＦＷ小林が押し込んで勝ち越し。同２４分にはＦＷ楠神が右サイドから浮き球でのミドルで３点目を奪った。神戸は同３１分、ＦＷ田代のゴールで１点差に迫り、同３７分に都倉のヘッドで再び同点。３－３で引き分けた。

＜Ｊ１：川崎Ｆ２－３Ｇ大阪＞◇第２９節◇２０日◇等々力 ホームの川崎Ｆが２度追いつきながらも、最後は突き放された。後半１３分にＦＷ楠神順平（２５）が、ＣＫのこぼれ球を頭でつめた。さらに１リードを許した同２７分には、楠神の右クロスにＭＦ中村憲剛（３１）が頭で合わせて再び同点。しかし、その４分後に突き放されて勝利を逃した。１得点１アシストの楠神は「しっかり決めようと思っていた。こういう試合に勝っていかないと上にはいけない」と笑顔はなかった。

【リエージュ（ベルギー）１８日＝益子浩一】日本代表のＧＫ川島永嗣（２９＝スタンダール）が当地で、東日本大震災の被災地に向けた会見を開いた。フランス国営テレビが、川島の腕が４本ある合成写真を映し「福島（第１原発事故）の影響」と発言したことに対して「冗談にもならない」と反発。さらに「福島には、いまだに家に帰れない人もいるんです。世界中の人々が日本を救って欲しい」と訴えかけた。 初冬を迎え周囲の木々が紅葉した練習場から会見室に入ってくると、川島はしっかりした口調で語った。日本代表として出場した１２日フランス戦後、フランス国営テレビが、自身の腕が４本ある合成写真を放送。司会者が「福島（第１原発事故）の影響ではないか」と発言したことは現地でも大きな波紋を呼んでいる。 川島 私たち日本人にとって、それは冗談では済まされないことです。非常に悪いジョークだ。福島には今でも家に帰れない人がいる。家を失ってし

＜天皇杯：川崎Ｆ３－２徳島＞◇１０日◇３回戦◇等々力 川崎ＦはＪ２徳島に苦戦しながら、延長戦を制した。２－１とリードしながら後半ロスタイムに同点にされ延長戦に。同後半ロスタイムにＦＷレナト（２４）が左足で決勝弾を押し込み、勝利をつかんだ。風間八宏監督（５０）は「（序盤の）チャンスを生かせなかった。（レナトは）成長を感じる」と振り返った。

＜Ｊ１：柏１－０川崎Ｆ＞◇第２８節◇６日◇柏 川崎Ｆが後味の悪い敗戦を喫した。後半１８分に、ＭＦ楠神順平（２５）がペナルティーエリア内で柏のＤＦ那須大亮（３０）に後方からタックルを受けて倒されたが、ＰＫにはならなかった。試合後は、ＭＦ中村憲剛（３１）が審判団に猛抗議し、サポーターも大ブーイング。風間八宏監督（５０）も「正直いつもの気分ではないので、試合についてはあまり語りたくないと思います。我々もこれをどう理解するかというのは、まだ今の段階では時間が短いので」と話し、珍しく試合内容を振り返らなかった。

＜Ｊ１：柏１－０川崎Ｆ＞◇第２８節◇６日◇柏 柏は試合開始早々、ＦＷ工藤が立て続けに２本のヘディングシュートを打つも枠の外。１７分にはＭＦワグネルがシュートも、これも外れた。川崎Ｆは２７分にＭＦ楠神が右足ミドルシュートも、ＧＫ正面だった。両チームともに無得点のまま前半を折り返した。 柏は後半２１分、ＭＦジョルジ・ワグネルがＦＫを直接左足で決めて先制点を挙げた。ワグネルは３３分にも惜しいミドルシュートを放つなど攻撃の軸となり、チームの連敗ストップに貢献。連勝中だった川崎Ｆは４試合ぶりの黒星を喫した。

札幌の石崎信弘監督（５４）の今季限りでの退任が９月３０日、確実となった。前日２９日の川崎Ｆで敗れ来季のＪ２降格が決定。この日、札幌ドームサブグラウンドでの練習後、あらためて来季の続投意思がないことを明言した。クラブ側は指揮官の意向を尊重する方針を固めており、近日中に正式決定する見込み。今後は、来季以降のビジョンを詰め、早急に新監督の絞り込みに入る。 降格決定から一夜、早くも来季へ向けて動き出す。この日、石崎監督は来季について「札幌は街もサポーターも好き。でも来季はもう（監督を）やれない」と自身の進退について言及した。三上大勝強化部長（４１）は「クラブとしてのビジョンを一両日中に決め、早急に石崎監督とも話し合う。来季監督は方向性次第だが、石崎監督の意向は大事にしなければいけない」と話した。指揮官の意思を最優先する方針で、退任が確実となった。 元仙台、Ｃ大阪監督の都並敏史氏（５１）、元札幌ＦＷ