「日本一の三塁コーチ」が魅せた一世一代の“ハッスルプレー”も、“ターザン”相手には全く伝わっていなかった…。 台湾戦(8日)の4回二死二塁の場面で坂本(巨人)が二遊間へ安打性のゴロを放った。これを遊撃・林がグラブで弾き、二塁走者の糸井(オリックス)は外野へ抜けたと見て、三塁を回ろうとした。高代三塁ベースコーチはとっさの判断でその場に倒れ込み、地面を叩いて糸井なんとかストップさせた。 試合後、高代コーチは「(糸井が)下向いて走っていたから、目線の下に潜り込んだんや」と“故意”の行動だった説明し、喝采を浴びていた。ところが激闘から一夜明けた糸井の反応はというと…。 「あれは高代コーチがコケたんでしょ」とひと言で片付けると、隣で囲み取材に応じていた同コーチの尻を「ドンマイ!」とばかりに手でポンポン。高代コーチが苦笑いで糸井の背中を見送ったのは言うまでもない。