日本では国民の約5人に1人が75歳以上になり、医療・介護の体制が課題になっています。2000年開始の介護保険制度により、介護や「老い」に関する人々の意識は大きく変化しました。今後、これらの制度や「老い」に関する社会通念がどのように変化するかは、私達にかかっています。弱者が弱者のまま尊重される社会は、どうすれば実現できるのでしょうか。 女性学に続き、介護や「老い」について長く研究されてきた社会学者の上野千鶴子さんと、日本・スイス両国の看護・介護現場を経験されたリッチャー美津子さんに、日本とスイスの介護や死生観について語りあっていただきました。 お二人は介護や死生観の勉強会を通じて知り合い、すぐに意気投合。今回もどんな化学反応が起きるか楽しみです。 介護の現場や家族の意識をがらりと変えた、介護保険制度 ーー女性学・ジェンダー研究をしてこられた上野さんは、40代で研究対象を「老い」にシフト。20

