July 5 - 2008 - 太陽系 Image credit: NASA/JPL via JPL NASAは7月2日、惑星探査機ボイジャー2号の観測データを分析した結果、太陽系を囲んでいる太陽風(ヘリオシース)は丸い形ではなく、潰れた形だと発表した。 これはボイジャー2号が予想よりも早く、太陽風と星間ガスが混じり合う場所、末端衝撃波面(Termination shock)を通過したことで確認されたもので、研究成果は7月3日付けの科学雑誌「ネイチャー」にも掲載されている。 既にボイジャー1号が2004年12月に末端衝撃波面を通過したため、ボイジャー2号は2番目の末端衝撃波面通過である。しかし、ボイジャー2号には直接太陽風の速度や密度を測定できる観測機器が搭載されているため、今回様々なデータも取得できた。ボイジャー1号にも同様な機器が搭載されているが、もう稼動していない。 ボイジャー2号は