研究・サプライネットワーク 資生堂、敏感肌では皮膚常在菌叢の多様性が低いことを発見 - 新規プレバイオティクス成分を配合した基剤が肌の水分量やキメを改善 - 資生堂は、顔の皮膚の常在細菌叢(*1)を網羅的に解析し、健常な日本人女性の肌において、表皮ブドウ球菌の割合が高いほど肌の水分量は高く、肌の赤みは低いという相関を見出しました。また、敏感肌における菌叢の解析を行ったところ、敏感肌では、非敏感肌に比べて有意に菌叢の多様性が低く、表皮ブドウ球菌も少ないことを確認しました。さらに、新たに開発したプレバイオティクス成分(*2)を含む基剤を連用した結果、全ての肌において水分量が改善し、特に、菌叢の多様性が低い肌においてキメの改善が確認できました。 今後資生堂は、肌を、皮膚細胞と共に常在する微生物を含めた生態系(エコシステム)としてとらえ直すことにより、新しいスキンケアソリューションの実現を目指して