いつも初心者にもわかるように書いているつもりだが、今回は、超初心者に向けて書く。 あるパネルディスカッションで、いきなり「会場の皆さんのために、おカネの運用の心得を3つ挙げてください」と言われて、その場で3つ考えた。 1つ目は、「最大損失額の見当をつけてから、運用してください」だ。株式投資や外貨預金などの損失の可能性のある運用で、最大、どのくらいまでの損失を許容できるか、その見当をつけてから、最大の場合でも損が許容額に収まるように運用せよ、ということだ。超初心者向けの心得としては、印象が耳に優しくないのが残念だが、運用でいちばん大事なポイントはこれなので、仕方がない。 運用を始める場合、どうしても儲けの側だけをイメージしがちになるので、想定からずれる可能性、つまりリスクについて、意識的に考えることが必要だ。 「なくなっても大丈夫なおカネで運用してください」というほうがわかりやすいか