本日は強風が吹き荒れる晴天の中、珍しく目白方面を訪れた。事前に目的地へのルートをGoogleマップで確認していたところ、「東京カテドラル」の文字を見つけた。何十年も前から見に行かなきゃと思っていたのに、なぜかその一線を越えていなかった大傑作。このチャンスを逃してはならないと、少し早めに行動して立ち寄ってきた。 東京カテドラル聖マリア大聖堂は、丹下健三の設計により1964(昭和39)年に建てられた。複合HPシェルによるフォルムを実現した構造設計は、もちろん坪井善勝によるもの。つまり、国立代々木競技場の体育館という、これまた大傑作を実現したコンビだね。外装にはステンレス板が貼られており、陽光を浴びてビカビカに輝く近未来感満載の姿をしている。しかし、内部はコンクリートの荒々しいテクスチャーによって、荘厳な雰囲気が生み出されている。このコントラストは本当に凄まじい体験だった。僕も欧州を中心にさまざ