デジタルラジオは,今年4月1日から,9チャンネルの本格的放送が始まった(発進したデジタルラジオの行方「4月に9チャンネルへ増加,番組や編成の充実を図る」参照)。デジタルラジオ推進協会(DRP)が免許人となった実用化試験放送の枠組みの中での放送である。 本格的放送が始まったとはいえ,デジタルラジオの今後を占うにはいくつかの難題が控えている。2011年7月の地上アナログテレビ放送終了後に利用できる周波数帯や,有効なビジネスモデルの創出についての問題がそれだ。今回はこれらの課題に直接関係する2つの組織である「電波有効利用方策委員会」と「デジタルラジオニュービジネスフォーラム」の動向について整理する。 2011年以降の電波有効利用の枠組みでデジタルラジオも検討 総務大臣の諮問機関である情報通信審議会の「電波有効利用方策委員会」では,2011年7月のアナログテレビ放送終了によって空く,VHF帯ローバ
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