いじめ加害者への厳罰化を子どもは望んでいない 前編に続きプロテクトチルドレンで行った「いじめに対する全国児童対象アンケート」の中から、「子どもと大人の意識がいかにズレているか」を思い知らせてくれる回答をいくつかご紹介したいと思います。いじめ問題は、往々にして大人対大人のけんかに発展してしまい、当事者である子どもの気持ちや本音は置き去りにされてしまいがちですが、そんな実態が、アンケート結果からもはっきりと読み取れると思います。 この質問に対して、もしも読者がいじめ被害を受けた子どもの親だったら、いったいどのように答えるでしょうか? おそらく「厳罰を与えてほしい」とか「うちの子から遠ざけてほしい」などと答えるのではないでしょうか。 実際、一部の教育評論家やいじめ問題の専門家と称する人々の中には、「加害生徒に厳罰を与えろ」とか「教室から追放すべきだ」などと声を上げている人もおり、そうした意見に同
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