高齢者へのワクチン接種が進み、6月21日からは職域接種が始まり高齢者以外の若い世代の方にも接種が行われるようになります。 年齢や性別、基礎疾患によってワクチンの効果や副反応の頻度は異なるのでしょうか? mRNAワクチンでは高齢者や基礎疾患のある人にも高い効果これまでのワクチンは、高齢者や基礎疾患のある人などの「本来一番感染症から守りたい人たち」に対する効果が弱くなると考えられています。 これは、ワクチンは体の免疫反応に働きかけるものであり、高齢者はこの免疫反応が弱くなることがあり、その結果ワクチン効果が低くなるためです。 では新型コロナワクチン、特に日本国内で接種が進んでいるmRNAワクチンの効果は年齢や基礎疾患で差はあるのでしょうか? ファイザー製のmRNAワクチン(BNT162b2)を世界でも率先して接種を行い高い接種率を達成しているイスラエルにおける研究では、実際の感染予防効果および