「健康悪化説」が出ていた北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(66)だが、2カ月ぶりにその姿を現した。ところが、写真を見ると目に見えてやつれた様子が分かる。 3日、中国の楊潔チ外相と会談したときの金総書記の姿は、4月25日の朝鮮人民軍創設75周年記念日のときとはだいぶ違っていた。ウエストがほっそりとし、髪はだいぶ抜け落ちた様子だったのだ。肌にも張りがない。情報筋は「金総書記が5月に心臓バイパス手術を受けたというのは本当だが、あまり危険な状況ではない」と述べた。 こうした姿について、専門医は「回復途中の患者の姿といえる」と語った。新村セブランス病院の心臓内科専門医は「65歳以上の患者がバイパス手術を受けた場合、完全回復に1・2カ月かかる」と話している。また、手術後きちんと食事が取れなければ、少しやせる可能性もあるとのことだ。そして「全身にわたり健康状態が良くなければ、髪の毛が抜けるこ