ブラックラボは果たして実在するのか、それとも都市伝説じみた虚構なのか?この連載を通して調査し、研究室におけるブラックさとは何か、前回、前々回に引き続き考察する。今回は現役の理系学生に話を聞いた。 文系学生と比べ、院への進学率が圧倒的に高い理系学生。研究職に就く条件として修士号または博士号を掲げる民間企業も多く、専門的な研究ができるのは大学院からと考えられているようだ。東大の理系学生の約7割、国家資格取得を目指す6年制の医学部医学科、農学部獣医学科、薬学部薬学科を除くと8割近くが大学院に進学する。学部で配属された研究室に引き続き所属するものもいれば、他の研究室や他学部、他大へと移る学生もいる。 2015年(第65回)学生生活実態調査の結果報告書より 平成28年度大学院学生の入学状況によると、東京大学大学院の入学者は3200人程度で、その半数近くを占めるのは他大からの外部進学者だ。数ある大学院
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