エクソシストという言葉を聞いたことがあるだろうか? かの有名なホラー映画『エクソシスト』(The Exorcist)を見たことがある人にとっては、なじみのある言葉だと思う。それはキリスト教聖書に基づいた「悪魔ばらいの祈祷師」(以下、悪魔ばらい師)という意味である。 悪魔召喚士が悪魔を呼ぶのに対して、悪魔ばらい師は悪魔を追い払う存在というわけだ。カトリック宗派では通常、司祭に「悪魔ばらい」の役割が与えられている。しかし慢性的な悪魔ばらい師不足により、現在はなんと美少女の現役女子高生がプロの悪魔ばらい師として世界中で大活躍しているそうだ。 カトリック教会の総本山であるバチカン市国が明かしたところによると、現在抱えている悪魔ばらい案件は7万件。依頼の電話は世界中から1カ月に1000本のペースでかかってくるそうだ。 あまりの依頼の多さに司祭だけでは対応しきれなくなったため、教会側は素人をプロの祈