東京・池袋で乗用車が暴走し、母子2人が死亡した事故で、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が18日、東京都新宿区内の病院を退院し、警視庁目白署で任意の事情聴取を受けた。19日で事故から1カ月。警視庁は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑での立件を視野に任意の捜査を継続する。 18日午後に事情聴取を終えた飯塚元院長は目白署を出る際、報道陣の取材に「申し訳ございません」と小さな声で話した。飯塚元院長は両手に持ったつえをつきながら、警察官数人に誘導されてタクシーに乗り込んだ。マスクとサングラスを着用しており、表情はうかがえなかった。 飯塚元院長は退院前の聴取に「アクセルが戻らなかった。ブレーキを踏んだが利かなかった」などと説明している。ただ、警視庁は車の機能検査でアクセルとブレーキに異常はないと判断、運転ミスが原因とみている。今後も飯塚元院長から任意聴取を続けるほか、事故
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