2021年11月11日、『真・女神転生Ⅴ』(以下、『メガテン5』)が発売となった。 シリーズ8年ぶりのナンバリング最新作として、かねてから大きな注目を集めてきた同タイトル。『メガテン5』のインプレッションから、RPGの未来を考える。 RPG全盛期に誕生した異色の傑作『真・女神転生』シリーズとは 『真・女神転生』は、1992年より続くアトラス開発・発売のRPGシリーズだ。プレイヤーは現代の東京を模した世界を舞台に、「悪魔」と呼ばれる敵モンスターを使役し、世の混沌を解決へと導く。ゲーム中に敵として登場する悪魔は、一部の例外を除いてほぼすべてを味方に引き入れることができ、所有する悪魔同士の合体も可能。各作品ごとに総勢200~300体前後の悪魔が登場するため、思い入れや強さ、メンバーのバランスなど、好みの条件でパーティーを構成できる。 また、勧善懲悪だけにとらわれないシナリオも、同シリーズの魅力だ