14日午前6時ごろ、名古屋市東区矢田3の交差点で、乗用車が矢田川橋の欄干に衝突した。車にはいずれも19歳の男女5人が乗っており、後部座席の3人のうち愛知県春日井市の女性が頭を強く打ち死亡し、同市の男子大学生が重体。さらに同市の男性会社員が骨折の重傷を負った。 東署などは同日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで、車を運転していた春日井市の無職の男(19)を逮捕した。逮捕容疑では、運転前に飲んだ酒の影響で乗用車を操作が困難な状態で運転し、事故を起こして女性ら同乗者を死傷させたとされる。容疑を認めているという。 署によると、車は矢田川沿いの堤防道路を走った後、信号のある交差点を左折しようとした際にスリップし、曲がりきれずに対向車線側の矢田川橋の欄干に衝突して単独事故を起こしたとみられる。当時、道路は雨でぬれていたという。