筆者が担当した前回のコラム「ネットワークが人生を変える」では、人や組織にとってネットワークの作り方が成功と失敗を分ける重要なカギとなることを述べた。 今回はその続編として、実在する一個人の人生遍歴を最新のネットワーク理論で斬ると、何が見えるかについて論じる。 登場するのは、クラシック音楽に新たな響きと感動を呼び起こさせるピアニスト、松本あすかである。若手ではあるが、その半生は成功と失敗が入り混じり、波乱に富んでいる。一個人のネットワーク形成が、いかにアーティストの活動や作品に影響を及ぼすかを観察する格好のサンプルと言えよう。(文中敬称略) 「近所づきあい」だけの世界から逃げ出した 松本あすか(公式サイトはこちら)は、輝かしい経歴を誇る。3歳からピアノの英才教育を受け、6歳でピティナ・ピアノコンペティション・ヤング部門(全日本ピアノ指導者協会主催)で全国優勝。7歳で伊モーツァルト国際コンクー
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