ブックマーク / yashio.hatenablog.com (3)

  • インターネットの乱獲、滅びゆく魚たち - やしお

    インターネットの上で、プライベートとパブリックがひと続きになった。それはまるで逆さまの海みたいだ。奥底にいるときは圧力が低く、表面に近づくにつれ圧力が高まるような海。そうして海底からふいに海面へと引きずり出されるとき、圧力に耐え得るものとそうでないものとがある。高校生の飲酒自慢ツイートなどはパブリックの圧力に耐えられないし、見事な腕前のアマチュア歌手の歌などは耐えられるだろう。 プライベートの弱さが消える世界 プライベートなものも突然、地引網で浜へと引き上げられてしまうこと。海面へ向かうには圧力に耐えねばならないこと。 そうした現実が、インターネットの海の中でまだ周知されていない。それらが知れ渡った暁にはもう、私たちはあのはかなく脆いプライベートな魚を目にすることはなくなるだろう。例えば、浜へ引き上げても絶対に開かない安全な貝の中へと閉じこもってしまう。もしくは固い殻を帯びて繊細さの欠けた

    インターネットの乱獲、滅びゆく魚たち - やしお
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    fugufugu 2014/10/26
  • 「厳しすぎる社会」は「だれも責任をとらない社会」 - やしお

    バイトが冷蔵庫はいったりして店つぶして賠償金数千万なんてひどすぎる。だって会社が店を閉店したのは、世間様の空気に屈した(先読みした)からなのに。冷蔵庫の清掃や商品の廃棄、客への補償に対する賠償請求ならまだわかるよ。でも世間力の強さをバイトのせいにするなんてとんでもないよ。 だけど世間様(ブコメとかヤフコメとか2ちゃんしか見てない……)は「そうだ、こいつをつぶせ!」ってゆう。1アウトで人生ゲームセットにしろっていう。賠償金払ったら終わりじゃなく、復学もダメ、まともな就職もダメ、一生日の目を見るなという。 「こういうやつが社会に出る前に潰せてよかったね」みたいなコメントを見かける。「一度失敗した人間は、また失敗するかもしれないから潰せ」ってわけだ。でも「一度失敗した人間は、今度は学習して上手くいくかもしれない」とだって言える。けれど、そうは言わないんだ。 あるいは「社会秩序を乱すことは許されな

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    fugufugu 2013/09/01
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  • 労働生産性はともかく残業したくないです - やしお

    先進諸国の中で突出して日の労働生産性が低いみたいな話をあっちこっちできく。 ダラダラ残業が多いとか、定時まで手を抜いてて残業してから気出してるとか、フォルダを開いたり閉じたりしてるとかいう指摘を見ると、そうなんだよねーと思いあたる顔がなくはないけど、大半はそうじゃないんだよなって、自分の職場のことを思い返すと思うよ。みんな定時までも残業中もせっせと作業してる。 サボってるっていうより、せっせと生産性とは関係の薄い作業を全力でこなしているから、労働生産性が低くなるんじゃないかっていうのが実感なの。(あるメーカーのある部門にたかだか5年ばかり働いてて見てるってだけの狭い視点だから、別に一般化する気もないけどね。) この「関係の薄い」っていうのがミソで、完全に無益な作業(フォルダを開いたり閉じたりするみたいな)だったらちゃんと駆逐されるんだけど、「まあ、やった方がベターだよね」って仕事だから

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    fugufugu
    fugufugu 2013/03/18
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