仙石線高城町-陸前小野「全て電化で復旧」 JR仙台支社長 JR東日本仙台支社の里見雅行支社長は26日の定例記者会見で、東日本大震災で運休が続く仙石線高城町(宮城県松島町)-陸前小野(同東松島市)間の復旧について「全て電化で復旧させる」との方針を明らかにした。 仙石線はJRと県が東北線への乗り入れ計画を進めている。構想が浮上した1997年当時、JRは「乗り入れの場合は高城町駅以北を非電化にする」と沿線自治体に提案した経緯があり、対応が注目されていた。 里見支社長は高城町以北の電化復旧を明言した上で「乗り換えが必要のない列車を走らせる」と説明。震災前と同様にあおば通(仙台市)と石巻を結ぶ快速列車を運行させる考えを示した。 過去の非電化提案に関しては「当時は車両の効率的な運用なども考え、基本的には(東北線経由で)石巻と仙台を結び、(高城町以南は)乗り換えてもらうことを検討した」と述べた。