発表者 羽田 泰彬(東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻 博士課程) 熊谷 朝臣(東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻 教授) 清水 貴範(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 水保全研究室長) 宮沢 良行(九州大学キャンパス計画室 学術推進専門員) 発表のポイント 日本の森林の代表的樹種であるスギの森林スケールの光合成・蒸散速度を年間を通じて観測しました。 一枚の葉の光合成反応から森林と大気との間での二酸化炭素の乱流拡散までを再現する精緻なコンピュータ・シミュレーションモデルを作り、観測データと比較しました。 シミュレーションモデルによる計算実験で、スギ林の二酸化炭素吸収のメカニズムが明らかになりました。例えば、冬に葉の光合成能力が落ちるのは、年間を通じてスギ林の生産性を保つためには必要不可欠であることを解明しました。 発表内容 図1 森林内に立つフラックス
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