アルバイトの男子大学生(21)を殴ったり蹴ったりしたとして、千葉県警は28日、同県印西市小林の自称派遣社員、冨山良次容疑者(53)を暴行の疑いで逮捕し、発表した。「勤務態度が悪かった」などと供述し、容疑を認めているという。 船橋東署によると、冨山容疑者は昨年8月、飲食店チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」の北習志野店(同県船橋市、閉店)で、男子大学生の足を蹴ったり顔を殴ったりした疑いがある。冨山容疑者は当時、店をフランチャイズ契約で運営していた「DWEJapan」(同県成田市)の社員で、店の従業員だった。男子大学生が同署に被害届を出していた。 男子大学生は今年6月、この店で無休で長時間働かされた上、冨山容疑者とその妻の女性店長から暴力や暴言を受けたなどとして、同社に慰謝料など計約800万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こしている。