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夏目房之介に関するfujii_isanaのブックマーク (7)

  • 日高さんの修士論文:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    京都に行ったとき、よく交流会でお会いする京都大学大学院人間・環境学研究科の日高利泰さんから修士論文「1960年代の少女誌における恋愛の主題化と「少女」の性的身体」を送っていただいた。とても寡黙な人で、ほとんど話していないのだが、論文は大変優秀で、今後の研究がとても楽しみである。 主題は、タイトル通りだが、とても丁寧に、着実に検証を重ね、これまで曖昧なままに「何となくこうだろう」と思われてきたこの主題の前提を考究している。こういう地道な研究検証が、今後のマンガ言説の進展を支えるのだろう。僕らの時代とは違う言説の組み直しが進むことになる。これは、少女マンガ史だけでなく、戦前のマンガ史、戦後との連続性、他国のマンガ史、あるいは視覚文化史全体との関係史を視野に入れると、まだまだ先が長い。 日高さんの誠実さは、そもそもの前提を、自分の思い込みも含めて対象化しようとする、丁寧な自省的検証にあらわれてい

    日高さんの修士論文:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 宮本ブログと戦後言説史の転回点:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    大人氏のブログ「ミヤモメモ」3月17日に、米澤記念館で行われた「斉藤次郎、真崎守(峠あかね) 「COM」のコミュニケーション」というイベントの報告がありました。僕は行けなかったのだけど、行けばよかった。戦後マンガ言説史にとって、非常に興味深いことが語られたようです。 http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20120317 中で語られている「まんがコミュニケーション」という批評紙は、当時僕も一マンガ青年として知っており、今も2部ほど持っています。当時のマンガ青年をひきつける言説の可能性を持った「場」の雰囲気をかもしだしているメディアです。 報告には、当時ロックという音楽の場とマンガを語る場が隣接していたことが語られ、「同時代の若者文化」の中の、のちに別物のように語られるジャンルの混交した「場」の問題が提起されています。これは、今後の研究にとっても、とても重要な観

    宮本ブログと戦後言説史の転回点:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • ササキバラ・ゴウ氏のブログ「まんがをめぐる問題」は凄い!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    我々が「マンガの絵」「記号的な絵」などと呼んでいるものは何なのか。コマと呼んでいる現象は、そもそもどういうものなのか。そういう原理的な場所から考えてゆく論考で、マンガ研究の人には必読の探求だと思います。かなり興奮しました。とくに、テプフェルのコマとコマの間に、眼に見えない「関係」そのものが生成するところが、19世紀において新しい表現だったろうというあたり、コマの原理論にとって非常に重要な観点で、ぜひとも多くの人に読んでほしいところです。勉強になりました。それにしても、こんなに厳密に原理的な検証をしていく人なんですねー。来週は、このブログについて瀬川氏に発表してもらう予定。 追記 グロンステン『線が顔になるとき』ですが、顔の絵、という観点から絵画やBD、マンガあるいは哲学など広く目配りしつつ、現代のBD、マンガに通じる表現上の諸問題に触れてゆくで、グロンステンという、フランスのBD・マンガ

    ササキバラ・ゴウ氏のブログ「まんがをめぐる問題」は凄い!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • サイト上のインタビューUP:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    E-Bookイニシアティブジャパンのインタビューで「マンガソーシャルメディア ウェブ編集部2.0 特別企画」「海外マンガ事情レポート なるほどTHE MANGA WORLD」第4回「マンガ評論家夏目房之介氏に聞く、2007年度版『マンガ 世界戦略』」。以下、けっこう長いインタビューです。

    サイト上のインタビューUP:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • RANDOM TALK in RANDOM WALK 対談:夏目房之介(漫画評論家)×竹田青嗣(哲学者/文芸評論家)

    <第7回> 日時:2004年11月5日(金) 対談:夏目房之介(漫画評論家)×竹田青嗣(哲学者/文芸評論家) テーマ:「マンガ論、思想に出会う」 日の対談は「ぜひ竹田さんとお話したい」と僕の方からお願いして実現しました。なぜ夏目房之介が竹田青嗣さんとお会いしたいのか、というところからお話します。いま僕は、マンガの研究がある程度進んできたことによって、あそこにもここにも出てきた問題を、なんとか橋渡しをしないとならない状況にあるんです。そのためには、全体像を見通すなり、原理的に考えることが必要になってきた。そんなとき、竹田さんの『よみがえれ、哲学』(西研共著:NHKブックス)を読んで、今まで僕がマンガ論を通じて、どうもしっくりこないことや違和感があったりしたことが、「これなら分かるかも知れない」というかたちで分かりやすく書いてあったので、非常に感動したんです。あわてて竹田さんの『近代哲

  • ||| オリジナルポスター&フレーム『marugao』(まるがお)|||

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