産地偽装、賞味期限切れ商品の販売、細菌検査の数値改ざん、ネズミが食べた肉の販売、牛の血で着色した饅頭を肉に混入etc......。2007年に発覚した北海道苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」の食品偽装事件は社会に大きな衝撃を与えました。 この事件は、当時ミートホープの常務であった赤羽氏が内部告発を行ったことにより発覚しました。 赤羽氏は最初は各行政機関に相談をしましたが全く相手にされず、内部告発の活動を始めてから実に10年以上経ってからようやく朝日新聞がこの事件を取り上げ、事件が大々的に取り沙汰されました。 世の中には上記のミートホープのようなケースの他にも、まだ世間には知られていないだけで、利益を追求するあまりに法を犯し、企業倫理が問われるような権力の横行がまかり通っている現実があります。 こういった企業の横行を防ぐことができる手段の一つが内部告発なのです。 通常、内部告