東京の下町・谷中。 江戸、明治、大正、昭和の名残を感じられる、情緒あふれる街並みだ。 谷中銀座などの観光スポットが点在しているが、谷中の魅力は街そのものだといっても過言ではない。 特に、時代を経ても現役で残っている歴史ある建物、そして、その間を通る細い路地裏。 それらを眺めて歩くときこそ、下町の情緒を感じられるはずだ。 前回の【谷中路地の旅 その1】に続き、谷中のオススメの路地裏の旅をご案内。 今回は、地元住民しか知り得ないような、穴場中の穴場である。 日暮里駅の西口を出て、谷中霊園へと向かう。 春は桜が咲き乱れ、夏は青々とした葉が生い茂り、秋は褪せた紅葉が美しい。 そんな桜並木を通り抜け、左方向に。上野方面へと坂を下ろう。 途中、見えてくるのは谷中のシンボル『カヤバ珈琲』。 朝食・お昼が済んでいないのなら、腹ごしらえをしてもいいだろう。 この角を右に曲がり、根津方面へ。善光寺坂を下る。