人中心の視点でクラウドを串に使う 読み始めてすぐに気づくが、本書は多くのクラウド本とは構成が大きく異なっている。 それは、クラウドやガジェットなどのツールを主役におかず、あくまでも「ビジネスを行う人間」が中心に据えられているのだ。 ビジネスを加速させ、残業をゼロにし、デッドラインを守り、そして家庭や友達との時間を大切にする。 「ワークライフバランス」、いや「ライフワークバランス」を取り、人生を謳歌する。 本来すべての人にとって、コンピュータやクラウドなどのツールは、自分の仕事と人生を豊かにしてくれるものであるはず。 本書はその高い次元からクラウドを見据える、数少ないビジネス書と言っていいだろう。 あくまでも中心に置くべきは人。クラウドはツールなのだ。 Evernoteでデッドライン管理! 著者の吉越浩一郎氏は数多くの名著で知られるが、代表的なポリシーが幾つかある。 その中でも最もビジネスマ