Webにおける通信で使われるHTTPもしくはHTTPSは、エラー訂正機能を備え信頼性の高い通信が期待できるTCPのプロトコルをベースにしています。しかしTCPは信頼性を高めるために効率を犠牲にしている面があります。そこで、HTTPSに最適化したより効率の良いプロトコルとしてGoogleが提唱し、IETFでの標準化が進められているのがQUICプロトコルです。 QUICはラウンドトリップの短縮や通信の多重化などを実現することで、より小さなレイテンシで効率の良い通信を実現しようとしています。 すでにGoogleは同社のWebサービスやChromeブラウザでQUICの実装を進めているため、ChromeブラウザでGoogleのサービスを利用している多くの場面ですでにQUICは使われています。 そしてGoogle Cloud Platformが提供するHTTPSロードバランサーでも、QUICに対応した
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