並行在来線、協議大詰め 赤字懸念で8割廃線―北海道新幹線、札幌延伸 2022年02月07日07時12分 【図解】北海道新幹線と並行在来線 北海道新幹線の2030年度の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線・函館線(小樽―長万部間、140.2キロ)に関し、沿線9市町の協議が大詰めを迎えている。沿線自治体は、このうち余市―長万部間(120.3キロ)のバス転換を決定。距離にして約8割が廃線となる計算だ。残り区間の扱いは年内の早い時期に決めるが、決定後も赤字の分担などで曲折が予想される。 並行在来線、一部区間廃線へ 120キロ、バス転換合意―北海道 国土交通省などによると、並行在来線の廃線は長野新幹線開業で1997年に廃止されたJR信越線(横川―軽井沢間、11.2キロ)以来、国内2例目となる。 道内の沿線9市町の30年の人口は計約13万9000人で、18年から約2割減る見通し。鉄道