ニッポンの書評 (光文社新書)作者: 豊崎由美出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/04/15メディア: 新書購入: 2人 クリック: 120回この商品を含むブログ (43件) を見る豊崎由美さんの書評は読んで面白く、毒の入り方も絶妙で、取り上げられる海外文学や文学よりのエンタメが私の趣味のど真ん中ということもあって、とても信頼している。そんな豊崎社長が教えてくれる、書評の世界のいろいろ。とても刺激的な本だった。書評家の役目とは何か、から始まって、どんな書評が面白いか、あらすじ紹介はどこまで書くべきか、ネタばれはどこまで許されるか、日本と海外の書評の違いとは、など、興味深いテーマが並ぶ。ちょっと毒が入るのは新聞書評を容赦なく採点して切り捨てるパート、「1Q48」のを書評した某氏とのネタばれをめぐっての議論、そして、ブロガーによる「書評」やAmazonレビュアーを批判した部分である。