10月22日から山形県で、技能五輪全国大会が開催されます。技能五輪は概ね23歳以下の若手技能者が技能を競う大会です。トップを争う選手は、ベテランの技能者でも15時間くらいかかる作業を、5時間程度で終えるほど、能力の高い人たちです。 私は数年前から技能を発揮するための考えや感情コントロールなどのトレーニングに携わっていますが、そうした能力の高い選手に対して常に思うのは、元々の才能なのか、それとも努力した結果なのか、ということです。 たくさん訓練しても成果につながらない選手がいる一方で、当初は中々伸びなかったもののその後トップを争うレベルになる選手もいます。また、1年目の段階で「これは凄い」と思った選手が、最初の期待ほど伸びなかった、というケースもあります。 才能か努力かというテーマについて、熟達化の研究では、とてもざっくり言えば「才能は無関係ではないが、能力は努力によって創られる」と考えるよ
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