先に述べたように、同一労働同一賃金とは、正社員と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇差が禁止されることです。 これまでの日本の企業文化では、正社員は非正規雇用労働者よりも良い待遇で働くことが当たり前とされてきました。 もちろん、業務内容が異なれば責任の重さも異なるため、それに見合った報酬が設定されるのも当然の道理でしょう。しかし、仕事の条件や負担が同じであった場合、こうした雇用形態による差別は今後持続可能な日本社会をつくっていく上で適切ではない、ということで考えられたのが「同一労働同一賃金」の考え方です。 健康経営、うまく実践できていますか? 健康経営とは、従業員の健康管理を経営課題として戦略的に取り組む経営手法のことです。 従業員が健康であれば高い集中力を保って仕事に取り組めるため、生産性が向上するというプラスのサイクルが生まれます。 しかし、健康経営は効果が見えにくく、担当者の負担だけ